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今日はダーリンがゴルフで不在の日曜日。
まーらさんげんちゃんさんと、珍しい休日ランチおデートin日本橋

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久しぶりのマンダリンオリエンタルホテル、大好きなヴェンタリオのランチブッフェで年忘れランチ会

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休日、しかもホリデーシーズンということで通常のウィークデーよりちとお高め設定だった今日。
でもその分お料理もゴージャスで、イマイチメニューがひとつとしてない素晴らしく見事なブッフェ!
いつも美味しくていただきまくる生ハムも健在、その上ものすごーく上等なローストビーフまで

デザートまで含めて3人とも頑張って4~5往復したけれど、全員全部制覇しきれなかったほどの品数
その一つ一つが、もっと食べたいのに胃の容量が足りないことを恨めしくなるほどのクオリティの高さ
ホテルブッフェの頂点たるや、って感じで来るたび感動~

ひたすら喋って食べて追加して、食べて喋って追加して…最後の方は若干遠い目になるほどの食い倒れ
楽しい楽しい年忘れでございましたん

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そんなお洒落ランチおデートは午後からだったので、その前にちょいと寄り道してから向かった今日。
ひとりぶらり寄り道の先は東京駅

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駅舎の美しいドームの中に、こんな場所があったなんて!
丸の内北口、東京ステーションギャラリー。

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FBに流れてきた記事で知って、すごく観てみたかったの!吉村芳生展「超絶技巧を超えて」。

美術手帖—吉村芳生・超絶技巧を超えて

あんまり面白かったので、暑苦しーい備忘録

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見たものを描いていくんじゃなくて、一旦写真や版画としてからそれを丹念に精密に描いていく、という
不思議なスタイルの絵は、まさに写真そのもののよう。ハイパーリアリズム、って言うのかな?

入ってすぐの365日の自画像、友人達のスナップの絵でまずその緻密さ加減にびっくり。
まるでモノクロームの写真そのものだけど、線がどこかやわらかくてあぁ鉛筆なんだ、って気づく感じ。
へぇぇえぇ…と近づいて眺めて、光の当たらない髪の黒の部分がテカるほど丹念に塗りつぶされているのを見てはっとした。どれだけの時間がこの一枚に塗り込められてるんだろう…!

そのドキドキのまま目にする、単調で細密な金網の途方もなさにため息、そして花シリーズの大作に仰天。
だって、ハガキ大ですら驚いたほどの濃密さで、広大な画面いっぱい塗りつぶされた作品の数々ときたら!
普通のもので新聞紙一枚ほどもの大きさ、最大の作品「未知なる世界からの視点」では幅10メートル超え

濃密で鮮やかだけどどこか優しい、色鉛筆の色彩。
ピントとボケ味はまさに写真のような精緻さだけど、実際の写真ではあり得ない、多重露出でわざと
多点にピントをきかせたような不思議な印象は絵ならでは…異次元の空間を眺めているような気にも。

東日本大震災の後、亡くなった方々のいのちをつぼみや花の一つ一つとして描いた、という
幅7メートルもの画面いっぱいに咲き乱れる藤の花、「無数の輝く生命に捧ぐ」。
右端がかすかに途切れながら続く様子が、災禍の悲しみはきれいに、単純に終わるものではないことを
示しているように思えて…胸締め付けられる作品だった。

そして後半、画面のパワーとその量に圧倒される「新聞と自画像」シリーズ。
購入した新聞の一面に、表情を変えて描かれた「新聞に自画像」パターンも面白かったけど、
新聞の倍以上のサイズ感で「新聞そのものをぎっちり描き込んだうえでそこに自画像」の迫力ときたら!!
紙面の見出しから記事の一文字一文字はもちろん、お天気や広告に至るまで完璧に描き起こされた新聞。
離れて眺めても、近づいてじっくり文字を追って見ても凄い完成度で、ちょっと目眩がしそうなくらい。。

新聞シリーズは最初の《365日》シリーズと違って表情豊かなので、見出しと合わせて見る面白さが♪
悲しい記事には悲しい顔、やりきれない事件には怒りや戸惑い。インフル大流行の記事にはマスク姿も
中には怒り過ぎて塗りつぶされて黒くシルエットになってたり、冤罪事件に逆さ自画像なんてのも。
破顔一笑なのは野球ネタに多かったような…野球好きな方だったのね

吉村芳生という人にとっての絵を描く、という過程を語った一文が紹介されていて…

『私の作品は 誰にでもできる単純作業である。
……私は小手先で描く。上っ面だけを写す。
自分の手を、目を ただ機械のように動かす。
あとは延々と作業が続くだけである』
(下フライヤーの紹介文より)

まさにその基本で権化のような作品が「ジーンズ」。

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写真を撮る→マス目を引く→色指定をする→方眼紙にフィルムを重ねて色指定通りに斜線を入れていく…
作業こそ確かに単純かもしれないけど、途方もない作業にクラクラ。
だって、出来上がりのサイズときたら150×110cmもあるんだもん!

近づいて、離れて、また近づいて…ひたすらじーっくり眺めてるうちに、
画家さんの目線を追体験してる気になる、執念そのものを観てる気がしてくる展示だった。面白かった!

そんな作品が展示されているのは、旧東京駅のまま残された赤煉瓦壁と白木の床が美しい空間。
レトロな雰囲気を残した洗練されたギャラリーで、すごく居心地良くて素敵

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展示室内は撮影できないので、階段の踊り場だけ

出口の手前、ベンチがあったので外の風景をぼんやり眺めながらしばしまったり。

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出口の自動ドアが開閉するたび、遠くやわらかく響く駅の喧騒が聞こえては静まり空調の音だけになる…
こんな素敵な空間が東京駅の一角にあったのね

ギャラリーとしてもすごく良かったから再訪したいけと、今回の展示は1月20日までらしいので
会期中にできたらもう一度は行きたいなぁ~




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